先日、『兵庫県立美術館』に行ってきました。
今あの有名なムンクの展覧会が開かれているのです。
はっきり言ってそんなにムンクの事は詳しくなくおそらく皆さんと同じく『叫び』ぐらいしか知りませんでした。
でも、この『叫び』は小学校の頃から好きな絵でした。
そもそもムンクってどんな人?
そう思う方の為に簡単な彼のプロフィールを!
『エドヴァルド・ムンク』 (Edvard Munch, 1863年12月12日 – 1944年1月23日)
出身:ノルウェー
生と死の問題、そして、人間存在の根幹に存在する、孤独、嫉妬、不安などを見つめ、人物画に表現した。表現主義的な作風の画家として知られる。
ちなみにノルウェーの紙幣にも肖像画が描かれているというぐらい国民的に愛される画家なのです。
プロフィールにもあるように陰な雰囲気の作品が多いのです。
自分の友人の奥さんとの不倫が友人ばれ、嫉妬に駆られた友人の姿を描いたモノまであるのです。
そんな中で私が見てきた中で良いと思ったのが以下の三作品です!!
「不安」 1894年 あの名作『叫び』と並ぶ彼の代表作です。 この作品の題名通り見ているだけでその不安が伝わってきます。 あの何とも言えない歪んだ空と人の目が何とも言えません。 そもそもどうしてこんな作品を作ろうと思ったのか? そしてどうしてこんな作品を作る事ができたのか? 今の私には理解できそうもありません・・・。 |
「赤い蔦」 1898-1900年 どんよりとした曇り空に枯れている庭に生えている木と前面にいる人が何とも寂しさを演出しています。 それらとは対照的な赤い家。 この赤い家の赤が間近で見ると脳細胞みたいになっていてるんです。 解説によるとその赤は蔦でそれが人に忍び寄ってきている感じです。 それを人に忍び寄る不安に例えているようです。 これぞ現物を見てわかる発見ってヤツですね。 |
「声・夏の夜」 1893年 ムンクの初恋相手の人妻がモデル。 こちらに唇と胸を突き出すような女の姿勢は、口づけを待ち望んでいる。 穏やかな夏の背景からも官能的な気配が濃厚に漂う作品と解説されてましたが、私個人的には怖い雰囲気を感じました・・・。 |
この展覧会に行き芸術とは深いモノだと感じました。
簡単に理解できないモノなのですね。
もちろんその画家にもよるのでしょうが・・・。
しかし、暖かくなってきたので、のんびりと美術館に行ってみるのもいいですよ!
今回行ってきて思ったのが、これからはちょくちょく色々な展覧会に行ってみようと思いました。
ただ、このムンク展は3月末までなのでまだ見に行っていない方はお早めに!!
P.S
明日も芸術系のお話です。