一期一会 株式会社webtech 執行役員 川邊英之の公式ブログ

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東北地方太平洋沖地震

東北地方太平洋沖地震

とんでもない事が起きました。私は、阪神大震災で当時中学一年生でした。神戸に住んでいたので、もちろん被災者の一人です。被災者の一人として、今被災している方達の不安な想いは少なからず理解しているつもりです。


神戸の地震と比べられるものではないにしろ、今回の大地震は津波という恐怖に見舞われ、更に今なお続く原子炉の炉心溶融の危機。神戸の時も六甲アイランドにあったガスタンクが爆発の恐れがあるという事で避難しましたが、それとは比べ物にならない時間と規模、脅威。不安で夜も眠れない日々だと思います。


私も地震当日、出張で埼玉県の北部にいました。最初は弱く「あ!地震や!」と感じる程度でしたが、揺れは収まらず、それどころかドンドン、ドンドンと激しさを増し、外へ避難。すると車がバウンドし、酒蔵に居たのですが、煙突は崩れ、屋根の瓦も崩れ落ちだして、私達はそれをただただ見る事しかできず、3分間揺れが収まるのを待つのみでした。


当然電気が付かず、車のラジオで情報を確認。すると、震源地が宮城県の方だという事で、「津波に注意して下さい。」とのアナウンスが何度なく流れていました。そのうちに、震度7が発表され、大変な事だと理解したつもりでした。蔵を後にし、そこから車で急いで神戸に向かいましたが、至る所に建物から避難している人達が道路に居ました。信号は停電でストップ。走っている最中も余震で揺れを幾度となく感じました。


恐怖。


本当にいつ大きな揺れが来るのかわからない。この恐怖は本当に当事者しかわからないものがあります。まさにかつて経験した阪神大震災を思い起こさせられました。神戸への帰路の道中で、ラジオで色々な情報が交錯する中、津波の被害と気仙沼市の火災の様子が伝えられました。高速道路も封鎖されていたので、下道で東京、埼玉、神奈川、山梨と入り中央道に乗りました。その頃には日付も変わり、サービスエリアに立寄りテレビで情報を確認すると、とんでもない状況になっているのが、視覚に捉える事で認識する事ができました。


長野県から岐阜県に入る辺りで、聞いた事ない着信音で携帯が激しくなりました。「地震速報」です。「強い揺れにご注意下さい。」と表示されました。私達は幸いそれほど揺れを感じる事がなかったのですが、今度は長野県の北部で震度6強の地震発生。これには驚きました。違う震源地で余震ではなく、新たな地震が発生した。日本全体がどうにかなってしまったのかと、本気で思うぐらい不安になりました。


むやみに不安をかき立てるような事は言いたくありませんが、地震は本当に恐ろしい。その恐ろしさは、いつどこで起こるのかわかりません。人間なんて自然災害の前では無力です。でも、これからの復興へは、その人間達の力でどうにかするしかありません。自然に任せていては決して解決しません。


それは神戸の復興を目にしてきた人間だからよくわかります。そう、神戸の時にたくさんの人達から助けてもらった事、忘れてはいけません。私も少なからず何かしたいと思います。とりあえず自分ができる事から、始めます。募金という小さな事ですが、被災者の方達に対して「頑張って」という気持ちを込めて。

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