一期一会 株式会社webtech 執行役員 川邊英之の公式ブログ

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これから本格化する、最悪の三次災害。

福島県

わかっていた事ですが、被災地での野菜が出荷停止されましたね。地震に伴う、津波や火災を二次災害ととるなら三次災害と言うんでしょうか。今回の三次災害は本格派するでしょう。二次災害の津波によって東京電力福島第1原子力発電所から放出された放射能で農作物などが甚大な被害が出てくるのは必至。

農家の方々が日々精魂込めて作ってきた物が、一瞬で失われてしまう訳です。しかも、現在出荷できる分だけでなく、土壌にまで放射能に汚染されている可能性が高く、長期的に被害が拡大していく見通しだそうです。

この事で農家の人達はもちろん、多くの人達に多大な影響を与えます。現に既に出荷されていた物や汚染に関係のない物も東北地方の商品は売れ残っている状態だとか。これは、今回の国が農作物の出荷停止を指示した事でより激しくなるでしょうし。そして、最も被害が大きい福島県には、日本の大手企業から中小企業まで、数多くの倉庫を抱えています。これらが津波の影響で大打撃を受け、更にこの事を考慮すれば、企業は福島から撤退するでしょう。

これぞ風評被害。最も恐ろしく愚かしい事です。

かと言って、どうすればいいのか私はわかりません。実際に現地の農作物を率先して口にしようとは正直言って思えません。これだけ連日連夜テレビで見ていると、洗脳に近いようなイメージが染み付いてしまっている自分がいます。でも、現地の事を思えばどうにかしなければならないとも思います。ジレンマです。

国や東電が保証するような動きもありますが、実際にどれだけの事ができるのでしょうか。最初に述べたように、今回の事で一年や二年で済む問題ではありません。それだけの保証はできないでしょう。それだけに原発のセキュリティはしっかりとして欲しかった。

新聞やテレビで報道されている東電の元社員の発言がクローズアップされています。しかし、一企業として、「原発が数10年しか稼働しないのに1000年に一度とか1万年に一度とか、そんな想定をしてどうする」というこの人の上司の発言は頷ける部分もある。実際に私もその立場であれば、同じような発言をして、元社員の提言を退けていたかもしれません。

それでも、予てよりその危険性を訴えられていたのが、原発。いかなる事が起きても万全の状態を保つ必要があるのも事実。これもまた難しい問題です。完全にコイツが悪い!と言えないでしょう。と言ってもメディアの報道には明らかに「東電=悪い」の図式を作ろうとしています。この方がわかりやすく国民受けするのかもしれませんが、私は間違っていると思います。

いずれにしても、何とも答えのでないエントリになってしまいましたが、皆さんはこれから多大な影響を及ぼすであろう、風評被害についてどう考えますか?ご意見あればコメント下さい。私も参考にしてみたいと思いますので。

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