鳩山由紀夫首相の退陣に伴い、民主党の新代表に選出された菅直人氏(63)が4日午後、衆参両院の首相指名選挙でいずれも過半数の票を獲得し、第94代首相に選出されました。というかされてしまいましたね。
日本の政治の仕組み上仕方のない事ですが、こんなにあっさりと決まってしまって良いのでしょうか?テレビ番組に出演していたコメンテーターも同じ事を言っていましたが、本当にそう思います。今回だけでなく、自民党の相次ぐ首相辞任の時にも思いましたが、国のリーダーを直接国民が決めれないなんて事では駄目なのでは?
従来の日本の選挙では、ご存知一国会議員しか選べません。衆院議員であれば、480名中1名。参院議員であれば、242名中2名。(参院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選されるので。)この中から政権与党の代表が首相に選ばれる訳ですが、結局それでは偉そうにふんぞり返ってる権力老人が出てくるばかり。根本この辺りからして私個人的に不満です。
上が守られるシステムで、結局出る杭が打たれるどころか出てくる事さえもない不可能。特に今回のような民主党の代表選なんて10分間の演説のみ。後は、事前に党内のグループ内で話合ってそれぞれその意向に従って投票し代表誕生=首相誕生。こんな事では結局同じ事の繰り返し!誰も納得できませんよ!
辞任の時に蓮舫議員が、開かれた代表選を実施したいと言っていましたけど、何一つ変わっていません。所詮、自民も民主も同じ。アメリカのように大統領制で国のトップは国民自ら選挙で決めるというのが、今よりも健全で理想な形ではないかと思います。
やっぱりこの国の政治は一度とことん解体して新しい仕組みで再スタートするしかないのかな・・・。今日の民主党代表選と菅内閣総理大臣誕生を見ながら考えてしまいました。