全世界共通する事の1つに「
一度できた税金は、決してなくなる事がない。一度上がった税金は、決して下がる事がない。」という事があります。
復興増税。私は断固反対です!ありえません。実際の今の日本の経済状況を見て下さい。世界的な株安の影響を受け、円高ドル安は進む一方です。そんな経済不安状況下において、増税だなんて。ありえませんね。民間企業は努力しています。その努力を国の力で潰すような増税は辞めてほしいです。増税したとしても、消費を損ない、結果的に国の経済に大打撃を与えれば税金は減収します。
復興の為にお金が掛かるのは理解しています。では、その資金を調達する為に増税!明らかに安易で危険な手段ではないでしょうか。民間で売上向上を見込んで商品の値上げを行うところありますか?よりよいサービスや品質の高い物を提供するのであれば別でしょうが、税金に対して不信感しかない状況です。復興に対してお金が必要なのであれば、まず多く膨大な義援金をキチッと分配し、現在の予算の中で何にどう足りないのかわかりやすく説明する事が必要では?
国民の血税を使うのですから、それぐらい当たり前です。「
地震の復興に必要なお金がいるんだから増税するんで、お前ら今よりもっと多く税金納めろ!」ってだけでは、納得できませんよ。「
経営難だからお金出せ!」って言って銀行や公庫がお金出します?出さないでしょう。せめて、より多くの人に対して理解を求める説明の義務が必要です。
困ったら増税。酒、たばこなどがターゲットにされます。確かに嗜好品です。そこに対して増税しやすい意味はわかります。しかし、私共が扱っている日本酒は、ほぼ間違いなく苦しい局面にたたされます。
それは増税するしないに限らずです。何故ならば、東北地方の酒米の使用数が減るからです。風評被害もあるかもしれませんが、現に基準値よりも高い数値が出てしまっては使えません。今は水面下の動きのようですが、東北地方の蔵元が西日本の米を調査していると耳にします。そうなれば、数に限りある米です。例年よりは値上がりするのは必至。そうすると自動的に日本酒の値段も上がります。となれば・・・です。
日本酒蔵は、3000以上全国に存在しました。しかし、現在では1500前後です。全盛期の半分以下な訳です。日本酒は国酒です。文化です。それなのに国が苦しくさせてどうするんですか?増税、増税ばかり押し迫り経営を圧迫させ潰してしまう事は正しい事なのですか?
増税は、厳しい競争社会の中、必死に経営努力を行っている企業に対して苦しさでしかありません。まぁ、企業だけでなく個人も同じですかね。何故なら、増税されてもまったく見返りの実感がないからです。
ある国では、税金をキチッと納めている企業に対して、広告を打ち出したりするサービスがあるそうです。このように税金を納めているんだから、見返りにわかりやすいモノを用意する事で、税金に対してのイメージを変える事も必要ではないでしょうか。企業、個人両方に対して。
少し話しは逸れてしまいましたが、復興増税に関しては消費意欲を削ぐだけのものであれば、経済を悪化させるだけです。所得税、法人税は増税決定!酒、たばこ税見送りという状況になるようですが、絶対にしてはいけないと思います。逆に減税するぐらいの事を考えてもいいぐらいです。更に消費税も増税の動きが強まっていますが、それこそ復興の為ではなく社会保障財源の為だと言われています。そんな理由の消費税の増税なら、復興の妨げになるに決まっているじゃないか!って思うのは私だけでしょうか?