今年は人間に対しては新型インフルエンザとパソコンに対してはGENOウィルスが猛威をふるった年です。企業だけでなく個人的にもパソコンのセキュリティが必要だと再確認させられたのではないでしょうか?実は12月24日クリスマスイブの日にJR東日本のウェブサイトが大規模なマルウェアに感染し被害が続出していると驚くべき発表が行われました。
そもそもマルウェアとは、コンピュータウイルス、ワーム、スパイウェアなどの「悪意のこもった」ソフトウェアのことです。簡単にどういう被害が起こったかと言うと、8日午後9時40分〜21日午後11時55分までに検索窓から検索したユーザーと、18日午前11時〜22日午後9時までに東京講座のページを閲覧したユーザーが今年巷を騒がせたGENOウィルスに感染した恐れがあるとの事。その人数はざっと5万人を超えるとか・・・。恐ろしい事です。
もし、心辺りがある方はウィルススキャンする事をオススメします。
ちなみにこのGENOウィルスの感染するとどうなるの?とお思いでしょう。わかりやすく説明させて頂きますと、パソコンを破壊されるだけなく、我々のようにウェブサイトを運営している人にとってはこれ以上にめちゃくちゃ怖い事が起きます。それは、感染した状態でFTPなどに接続してHTMLファイルなどをいじるとその情報を勝手に取得し、FTP内に侵入し今回のJR東日本のようにウィルスをばらまくサイトに変身させてしまうんです。
ご理解いただけたでしょうか?本当に恐ろしいコンピュータウィルスです。出所は中国だという噂ですが、それさえも確証がある訳ではありません。目的も単なる愉快犯だと言われていますが、これまた確証がある訳でもなく。犯人の特定がなされていないまま、被害が拡大する。まさにインターネットならではの特徴です。必要なのは、個々の危機管理です。自分は大丈夫という事は決してありません。誰もが目を通す一般的なサイトに悪意が潜んでいる可能性があるのですから。
完璧に防ぐことはできません。しかし、最低限の予防策をする事が大事です。フリーでも、有料でもお持ちのPCはウィルス対策ソフトを組み込みセキュリティ向上を行って下さい。