以前私のBlogで取り上げさせて頂いた卑劣で残虐な殺人事件、名古屋市『闇サイト』殺人事件の裁判で昨日、被害者“磯谷利恵”さんの母親である“磯谷富美子”さんが察側の証人として出廷し、3人の被告の死刑判決を求めました。
「命ごいの言葉にも、躊躇(ちゅうちょ)なく殺した。普通の人ではできない。」“磯谷利恵”さんが犯行時に「2960」と、嘘の銀行口座の暗証番号を教えたことに触れ、「『憎むわ』と読める。娘は、数字に気持ちを託したと思う」と涙ながらに話しました。更に、「何の罪もない人を殺害することによって、多くの人が悲しみの中に落とし入れられるということをよくご理解いただいて、彼らを裁いていただきたい」と述べたようです。
被害者遺族の心の叫びです。この叫びが判決に反映される事を私は心から祈ります。お願いだから、被害者遺族の気持ちを逆撫でするような裁判が行われる事だけはやめてほしいです。そして、被告も実際に犯行を行っているなら誰が首班だったのかなどともめるのではなく、せめて陳謝し深い反省の態度を見せるぐらいの事をしても当たり前なのではないでしょうか。
『闇サイト』を利用している人が居たら、このような卑劣な事件を起こすようなサイトの利用は辞めてほしいです。自分の負の部分をさらけ出し、第三者を誹謗中傷するようなサイトなんか本来必要ではないんです。この事件は、氷山の一角に過ぎないのかもしれません。ただ、この事件が1つのきっかけとなり、この『闇サイト』問題が解決する方向に向かう事を望みます。