一期一会 株式会社webtech 執行役員 川邊英之の公式ブログ

株式会社webtechのべーやんこと川邊英之が日々の想いを綴る公式ブログ

映像の革命児 “紀里谷和明”

今回は、久々のリスペクトする人物紹介です。

映像の革命児 紀里谷和明


こう題目したのは、様々な理由があります。私が初めて彼の作品に出会ったのは、前妻である宇多田ヒカルの「Final Distance」という楽曲のPVでした。その映像が上の動画です。今でもこのようなハイクオリティで壮大なストーリー性があるPVは見た事がありません。このPVの映像を観て感動を受けましたが、単に「綺麗だなぁ〜。」ぐらいの感情でした。


そして次にリリースされた「Travering」。この衝撃は今にも鮮明に覚えています。曲自体も今でも大好きなのですが、この曲を聴く度に私の脳裏に浮かぶのは、このPVの映像。先程の「Final Distance」が”“ならこの「Travering」は”“の世界を描いていると監督である紀里谷氏は述べていました。その言葉通りに真逆の明るい派手なPVです。当時でこのCGの技術もさる事ながら明らかにPVという概念を覆しています。この作品で紀里谷氏の存在知る事になり、ファンになりました。

そして、PVクリップ集を初購入しました。そのDVDに収録されていたメイキングを観た時に更にその印象は深い物になりました。一コマ一コマこだわり抜いて制作されていました。当時の彼と宇多田ヒカル本人と更に彼女の実父である宇多田照實氏との意見のぶつかり合いもありました。映像だけでは、感じ取る事ができない裏側を観た時に彼の仕事に対する姿勢の素晴らしさを感じました。

「自分のこだわりや意見は曲げない。曲げれば自分の描く100%以上のモノはできない。だから、一切の妥協はしない。最初から妥協するのではなく、妥協しないように考える。」

まさにこんな感じの人です。


そして、彼の仕事はPVだけでなく映画へとステージを移していきました。しかし、その道は彼にとって苦難の道だったようです。「宇多田ヒカルの旦那」という代名詞が彼の名前より先に取り上げられ、更に映画「CASSHERN」が公開されるや否や「嫁(宇多田ヒカル)の単なるプロモーションビデオだ。」「この作品は、映画ではない。単なる映像だ。」などと評され、更にこの年の日本映画のワーストを評価する週刊文春主催の「文春きいちご賞」ではワースト2位と受賞してしまいました。

あくまで主観ですが、そんなに酷評される程ではなかったように思いました。それは今も思います。ストーリーは確かにわかりにくいところはありましたが、表現方法や見せ方は評価できるものでした。しかしそれ以来、宇多田ヒカルとの離婚という出来事もあり、それまで以上に彼の情報はあまり流れていませんでした。

GOEMON

しかし、彼は諦めていませんでした。それが、今回の映画『GOEMON』です。自らの映像を「世に絶対に認めさせるたる!」と言わんばかりの今回の作品は、歴史上の人物を扱っている事もあり、誰にも入り込みやすいストーリーで更に超ド迫力のCGを使った戦闘シーンや綺麗な情緒溢れる演出は見事です。彼の求めていた作りたかった映画を見せてくれたと思います。観終わった後もこれまた主観ではありますが、大変大満足で時間さえあればリピートしたいぐらいです。

余談ですが、先日、放送された情熱大陸で彼が登場していました。どうやら、早くも次回作に向けて動き出しているようです。しかも、映画の都ハリウッド。これからの若き映像の革命児の活躍が今から本当に楽しみです。

NEWS

政治経済芸能など様々な時事ネタを取り上げたカテゴリ

記事一覧

WEB

webtechが制作したホームページや制作時に苦労した内容を記述するカテゴリ

記事一覧

FASHION

実際に自分が購入したアイテムや注目しているアイテムを紹介するカテゴリ

記事一覧

NOTES

プライベートな内容を雑記的に記述したカテゴリ

記事一覧