一期一会 株式会社webtech 執行役員 川邊英之の公式ブログ

株式会社webtechのべーやんこと川邊英之が日々の想いを綴る公式ブログ

SEO対策と広告のバランス

何度か言っていますが、私達WEB制作業務に携わるに当って必ずクライアントさんから相談されるのが、『SEO対策 検索エンジン最適化』です。
これは「検索システムに対する対象サイトのアピールしてできるだけ上位にランキングされる」というモノです。
皆さんが色々なサイトを見る上で『Google』『Yahoo!』など検索サイトから「キーワード」を入力して検索をするのがほとんどではないでしょうか?
最近では、この『SEO対策 検索エンジン最適化』を不要という説もありますが、私は決してそんな事はないと思います。
これからもサイトが存在する限り絶対についてくるモノであると考えています。
何故ならインターネットを利用する人達のほとんどの人達が検索システムを利用してサイトに訪れるわけですから、当然サイトを作る側からはとても重要なポイントになってきます。
サイトを作って誰も訪れなければ何にもなりませんからね。

過去では、これらの対策案としてあったのが

「サイトの構成を検索システムが読み取りやすいモノにする(CSSの使用)」
「サイト内のコンテンツの量」
「サイトの被リンク数」

大きくはこの3つでした。
一番上は私達制作する側の技術や努力次第でカバーでき、コンテンツ量や被リンク数に関してはある意味クライアントの努力に起因する部分です。

しかし、現状はこれらの事はできて当たり前!
今は「お金を出さなけりゃ、優遇されませんよー」という風潮になっています。
これはどういう事かと言いますと、「広告」の存在です。

皆さんも見た事あると思いますが、『Google』『Yahoo!』などで検索すると大体出てくるサイドバーに出ている企業広告。
アドワーズ広告』や『オーバーチュアー』などと言われていますが、この仕組みはサイト内に関係するキーワードを「1クリック当り○○円」と自由に設定して広告を出すタイプの広告です。
言うなれば「言語の売買」です。

 例
 A企業が「ダイエット」というキーワードを1クリック10円で広告を出しました。
 B企業が「ダイエット」というキーワードを1クリック20円で広告を出しました。

 この場合、B企業の方がA企業よりも1クリックに対する金額が多い為、当然上位にランキングされる訳です。

当然広告なので至極当たり前のシステムなのですが、これが純粋な検索システムの枠にも反映されているんです。
そうなれば結局「お金出したモン勝ち!」という事になってしまう訳です。
資本主義社会だからこれは当たり前な事なのかもしれません。
ですが、私はどこかこのシステムに憤りを感じる時があるのです。

もっともっと中身のコンテンツを見て判断しても良いのではないでしょうか?
現状では、「検索システム側が楽をする為の広告なんじゃないの?」と思えてきます。
本来強者・弱者関係なく全てのサイトに平等にチャンスが与えられ、そしてそこから淘汰されていくからこそインターネットは面白いモノであると私はそう考えています。
今のままではSEO対策と広告のバランスが傾きすぎて中身ではなく資本(お金)のあるモノが勝つ仕組みになりかねません。
もちろんこういう新しい広告などが出てきて新しいビジネスモデルが出てくる事は素晴らしい事だと思いますが、本来ある枠組みを超えてはいけないと思います。

本当に難しい問題で私もあまり考えが固まりきれていない状態で投稿してしまいましたが、検索システムの改良がドンドンされていく中で改善される事を一Web Directorとして求めております。

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