27日にインターネット調査会社のマクロミルが「インターネットショッピングの利用実態調査」を発表しました。この調査は、インターネットショッピング経験者の男女20～59才を対象に3月17日および3月18日の2日間にわたって実施。有効回答516件をまとめたものです。

最近1年間のネットショッピング利用頻度については、48.6％と約半数が「増加した」と回答。「変わらない」が43.2％、「減少した」は8.1％だったようで、不景気、不況と呼ばれる中でネットショッピングの世界は未だに成長過程であるようです。

では、なぜネットショッピングを利用するのか？その理由に迫る質問では、「安い商品が多いから」が55.8％で最多で次に「ポイントがたまって貯まってお得だから」49.8％の回答が得られたようです。やはり「ネットで買い物＝安い！お得！」という概念がユーザには植え付けられているようですね。

更に「買い物に出かけるのが面倒だから」35.5％、「送料が安い店舗が増えた気がするから」28.7％、外出すると外食や交通費等の出費が増えるから」20.3％、注文してから届くまでが早くなったから」19.1％と現代人の引きこもり事情が伺えますね。私も、クライアントには、発送のスピードと送料については注意します。というのも、ユーザはここを意外と重視している動きがあるようで、特質な商品を販売しているなら問題はないのですが、そうでない大衆一般商品を販売するとなるとココは重要になってきます。

次にこのネットショッピングの利用頻度についてはと言いますと、「月に2～3回程度」が27.3％で最多。次いで「2～3カ月に1回」24.8％、「月に1回程度」が23.8％が続き、「週に1回程度」は10.1％、「週に2回以上」は2.7％で、月に1回以上利用するユーザーは計63.9％です。すでに6割以上が月に1回以上ネットショッピングを利用している事になります。

となると気になるのは、ネットショッピングのサイト選びです。どのようなサイトがユーザから支持されているのか？非常に作り手としては気になるところです。

結果がこちら！「信用できそうなサイトであること」84.5％、「商品の価格が安いこと」75.8％、「送料が無料、もしくは安いこと」72.1％と、サイトの信頼性と安さが選択の大きな柱となっているようですね。となれば、ページや会社概要、特商法やプライバシーポリシーなどもしっかりと記載し見やすくする必要性があるという事かもしれません。

これだけインターネットが普及し、それに比例しネットショッピングサイトも爆発的に増加しています。その中で勝つためには、ユーザの心をどれだけ掴む事ができるかが鍵になってきます。そのためにもこういう調査資料は、本当に重宝します。自分の頭の中で考えていたものの確証が得られる訳ですからね。