本当に凄い！『石川遼』選手が今シーズン初優勝を『ミズノオープンよみうりクラシック』で飾りました。しかも、この大会はあの世界4大メジャー大会の１つである全英オープンの出場権の獲得が掛かっていたもので、それだけに注目されていました。その出場権は上位4位までが獲得するはずでしたが、何の事はない文句なしの優勝でした。

今回もドラマがありました。彼の優勝には本当にドラマが生まれます。これもスターの宿命なのかと思わせます。

プロになって初めての単独トップで迎えた最終日にそのドラマは起きました。前半をスコアを伸ばし、一時二位に5打差をつけた『石川遼』選手。しかし、後半まもなくして大きな落とし穴がありました。それは、12番（PAR4）のティーショットでOBを二発叩いて何と9打で5オーバー。これにより一気に上位が大混戦になり一時は2日目にホールインワンを果たした韓国の『金亨成』選手に並ばれました。普通の若手ならこれで崩れてしまい優勝を逃してしまうでしょう。しかし、しかしです。これからが彼の本領発揮でしたね。


その本領発揮とは、16番（PAR5）で難しいラフからのアプローチで驚異のチップインイーグル！！！打った瞬間「強い！」と思われましたが、しっかりとピンを捉えてチップインが生まれました。この瞬間ギャラリーの大歓声で見ていた私も鳥肌が立ちました。本当に凄い！凄いという言葉では当てはまらない程の凄さです。

その後も最終ホールもバーディーで締めくくり2位に3打差の１３アンダーでフィニッシュ！『ミズノオープンよみうりクラシック』というタイトルと共に全英オープンへの切符を掴んだ若き天才。優勝後のコメントでも、「最後の最後まで全英オープンの事は頭になかった。」とコメントしていましたが、その様子はラウンド中の表情でも伝わってきました。もはやハニカミ王子と言われていた子供ではなく、プロの世界で戦う男というイメージを持ちました。

いやぁ〜、ゴルフって何が起こるのかわからない！ホント実に面白いスポーツです。これはまた今年の全英オープンから目が離せません！