以前から何度なく書き続けていた名古屋市千種区で07年8月、会社員さん(当時31)が、携帯電話の「闇サイト」で知り合った男3人に拉致され、殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われた3被告の判決公判が今日行われ判決が下されました。
神田司(38)、堀慶末(33)の両被告に求刑通り死刑。そして、犯行直後に自首した川岸健治被告(42)は無期懲役という判決。判決理由として近藤裁判長は、「極めて残虐で悪質性が高く、社会に重大な影響を与えた。極刑をもって臨むのはやむを得ない」としこの判決を下しました。
これは、従来までの日本の裁判の死刑における暗黙の了解的な一人殺害では死刑にしないという訳のわからない通例から幸いに除外されたカタチになりました。
これから高裁、最高裁と続くかもしれませんが、一応の決着がついた事で被害者の母親である磯谷富美子さんの気持ちが少しでも報われて良かったと思います。これを機にこういう浅はかで残虐性極まりない悲劇が繰り返されない事を心から祈ります。